2016年02月09日 07:32

むやみに英語の長文を読み漁っていませんか?

英語の長文…

受験生にとって最大の敵であり、苦手な分野だと思います。
しかし、英語の長文が得意になれば、それは最大の武器になります。
 
ところで、英語の長文、「毎日1つは読むんだ」「とにかく問題を解くんだ!」とむやみに時間を割いている受験生をたまに見かけます。
もしかすると、それは非常に効率が悪く、成果に結びつかない勉強方法かもしれません。
きちんとした知識を身につけずにこのような勉強法を続けている人は「読める時もあるけど、読めない時もある。だけど、読めるようになってきてる気がする」といった状態が続くと思います。
「読めるようになってきてる気がする」のは単に英語長文に「慣れ」ているだけです。
それでは読むための実力は付きません。だから、「読めない時もある」のです。
 
長文を読む為に必要な要素が三つあります。
 
それは①単語、②文法知識、③英文解釈の技術です。
 
文法というルールに従って、単語が並ぶことで、長文が構成されています。
つまり、並んでいる単語の意味と、その並び方を決める文法を把握していなければ、読めるはずがありません。
 
英文解釈とは、英語を読むためのルールです。
例えば、「いつ見ても綺麗な人だと伝えました」という日本語を読んで、みなさんはどう解釈しましたか?
①「いつ見ても綺麗な人だ」と伝えた
②いつ見ても「綺麗な人だ」と伝えた
と二通りの解釈できますよね。(少し例えが強引ですが…)
 
英語にもこのように、「省略」「倒置」「強調」「比較」といった、解釈の仕方を把握しておかないと正確に読み取れない文章があります。
単語と文法の知識を英文解釈の技術を使って読む。
これが英語の長文を読めるようになるための一番の近道で確実な方法です。
 
英語を学習する際は、単語・文法・英文解釈の三つの分野に分け、それらの参考書をそれぞれ1冊で良いので完璧にしてみてください。

 

そうすれば、自然と長文が読めるようになっているかと思います。

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